がんという病名は、誰しもが聞いたことがある有名な病気です。がんは怖い病気というイメージを持つ方が多い病気ですが、医学の進歩によりがんを早期発見できた場合には治癒することも可能な時代になりました。がんは遺伝が多いから、自分の家系にはがんになった人がいないから大丈夫と思ってしまう方も少なくありませんが、遺伝するがんは全体の5％程度にすぎず、その原因は生活習慣がほとんどだといわれています。生活習慣とは、たばこを吸う、不規則な食生活、運動不足、アルコールの摂取、ストレスなどが関係してきます。
がんにならないためには、生活習慣を改善にしてがんになるリスクを下げることを心がけることが大事です。しかし、たばこも吸わず、適度な運動をし、お酒を飲まないという方でもがんになるリスクを０％にすることはできません。生活習慣を改善するとがんにかかるリスクは低くなりますが、がんにかかる可能性があるため早期発見のためにがん検診を受けることが重要です。がん検診は日本国内ではまだまだ受診率が低く、検診を受けてもらえるようにと国の政策によって、がん検診に使用できるクーポンが市町村から自宅に送付されるようになりました。
クーポンを利用して受けることのできるがん検診は、女性特有の病気である乳がん、子宮頸がんの他、男女ともに大腸がんの検診を受けることができます。年齢に応じてクーポンが定期的に送付されてくるため機会を逃さずに検診を受けるようにしましょう。